原位置試験 平板載荷試験

地盤の平板載荷試験とは、対象地盤に直径30cmの載荷板を水平に設置し、油圧ジャ
ッキで設計荷重の3倍の荷重を与えて、荷重の大きさと載荷板の沈下量との関係を
調べ、地盤の変形や沈下量、支持力の特性を測定する為の試験です。
平板載荷試験は、比較的簡便で理解しやすい利点があるので、特に直接基礎などの
構造物の設計によく利用されています。
標準的な試験方法として直径30cmの載荷板を用いて、最大荷重(設計荷重の3倍)
を5~8等分した荷重を1段階として、各段階ごとに載荷後30分程度荷重を保持し、
沈下量を1/100mm単位で計測します。この段階を繰り返して、最大荷重まで載荷・
計測します。その後、段階ごとに除荷しながら、沈下量の計測を行います。1ヶ所の
試験を行うためには、現場状況にもよりますが、ほぼ半日~1日がかりとなります
す。
原位置試験 平板載荷試験

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