ウルトラコラム工法は、セメント系固化材スラリーを用いる機械攪拌式深層混合処理工法です。独自形状の十字型共回り防止翼を有する掘削ヘッドを採用し、粘性土地盤などで問題となる土の共回り現象による攪拌不良を低減。また、施工直後にコラムの比抵抗をミキシングテスターで測定し、攪拌状況を確認することで、高品質のコラムを築造できます。
品質管理試験・未固化改良体の比抵抗測定
施工直後の改良体の攪拌混合状況を把握するために、改良体の比抵抗を測定します。プローブ(比抵抗先端部)をSSロッドに装着しコラム中心に挿入し、ミキシングテスター(比抵抗測定器)にて改良体底部まで、25cm間隔で改良体の品質を調べます。
攪拌装置
先端に固化材の吐出口を設けた中空ロッド、攪拌翼、十字型共回り防止翼で構成されます。共回り防止翼「大」は、翼長が掘削径よりも長く、地盤から反力を得ることで土の共回りを防止します。また、共回り防止翼「小」は翼長が掘削翼よりも短く、貫入時の抵抗を抑えるとともに、粘性土地盤の攪拌・混合に効果を発揮します。
建築技術性能証明を取得
ウルトラコラム工法は、財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しています
財団法人日本建築総合試験所は、昭和39年(1964年)に設立された国土交通省・経済産業省共管の公益法人です。建築全般に関する試験、評価、開発研究等を行うことにより、建築物の質の向上、安全性の確保を図り、国民生活の向上に貢献することを目的としています。
当工法では現場及び施工条件に応じて様々な施工機械を使い分ける事が可能です。
幅広い用途に対応
建築物の基礎の他、盛土の沈下・すべり対策、土留め壁、止水壁など、幅広い用途に利用できます。
小規模建築物の基礎
中層建築物の基礎
河川築堤・護岸の基礎
道路・盛土の沈下防止
山留め・止水壁
隣接構造物への影響防止
GI‒130
DHJ‒25
DHJ‒15